ミニホタルイカ燻製 捨てられていた素材を活用
海美味工房は輪島の素材にこだわっていますが、最近は、全国の漁師町で捨てられている素材を活用する商品も生みだしています。
ひとつめは富山のミニホタルイカ。小さいものは捨てられていました。
「商品にならないホタルイカを活用できないか」と専門家からお話をいただきました。
軽く乾燥させただけ(写真右)でもおいしいけど、日持ちしません。道の駅などでは賞味期限の15日前になると「もって帰ってください」と言われます。かといってカラカラに乾かしたらかみ切るのが大変です。
かまずにおいしく食べるようにするにはどうしよう?
3人で試行錯誤しました。
その結果「燻製」にたどりつきました。強くかまなくても、口のなかでいい具合にほぐれてくれます。
気温30度の場所に放置して実験したら1年後でも味は落ちませんでしたが、賞味期限は半年ということにしています。
4年ほど前に発売して海美味工房のヒット商品に育ちましたが、けっこう手間がかかるんです。1匹1匹ホタルイカの目をとるのが大変で、大量生産はできません。