自宅は解体 加工場は残しました

震災前まで住んでいた家

震災前まで住んでいた「新木酒店」

 

 8月からはじまった、持ち家の公費解体は、私たちが地震当時まで生活していた家が10月15日に更地になって終わりました。

あちこちの筋交いが地震で折れました

 
 震災にあった人たちは誰でも体験していると思いますが、震災から1年9ヵ月、雨が降れば雨漏りの心配、風がふけば外壁の外れる心配、家財道具の置き場所の心配など、布団に入るといろいろと考える事が多くて精神的に疲れる日々でした。

更地になり、砂利も敷いてもらいました。

 

 そのようななか、ボランティアさんや解体事業者の皆さんたちのお陰で解体を終えることができました。いろいろと支えていただいた方々に感謝しかありません。

加工場の2階。荷物をおけるのはここだけです

 

 公費解体の対象となっている輪島・海美味工房の加工場は、移転が困難なことと加工を継続する考えから残すことにしました。
 公費解体は終わりましたが、持ち家の再建や加工場の改築など多くの課題が残っています。

新木酒店の冷蔵庫は加工場へ移動しました

 
 幸いに、輪島に残って、輪島・海美味工房の手伝いをしたいと親戚の20代の若い子が
手伝いに来てくれていることで失望から夢を語る日々にかわりました。
 小規模な加工場で仕事をしている人たちの夢が壊れないように、行政機関による手厚い支援を心から願っています。
 
 
 
 
 
 
 
 

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