エゴの寒天づくり

とってきたばかりのエゴのゴミをとる=2011年、輪島市の上大沢

 

 年末から年始にかけては香箱かに(雌がに)を使った「香箱かにご飯の素」が大好評で、製造にてんてこまいでした。おかげさまで完売しました。(香箱かにご飯の素http://umikobo.net/?p=1051

 真冬は余裕があるので、エゴという海藻で寒天をつくっています。
 エゴは夏場にとれます。輪島周辺にも生えていますが、50キロ沖の舳倉島のエゴは野性的で肉厚です。ただ最近は減ってしまって、昨春仕入れたときに「今年とれんかったら、こんで終わりかも」と言われました。

 浜でも石やゴミを取りのぞいてくれますが、海美味工房でも細かいごみを手で取りのぞいています。

 鍋でゆでてドロドロに溶かして、容器で冷ましたらできあがりです。
 私たちが子どものころ、砂糖は高級品だから、味噌や醬油で食べていました。
 からし醤油も定番ですが、糖蜜やジャムをつけてデザートにしても楽しめます。
 エゴは褐色ですが、輪島の漁師さんは乾燥させて水にさらして色を抜きます。こうすれば煮汁に色がつきません。
 でも本当は色を抜かない方が、フコダインやミネラルが豊富です。
 海美味工房のエゴの寒天は、賞味期限が短いので、輪島の農協にだけおろしています。

今回はゆずみそをかけてみました。

 

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